「あるときは1人のKKKメンバーに襲われ、またあるときは3人に襲われた。私が勝ったよ。通りでも、法廷でも」── 白人至上主義団体として悪名高いクー・クラックス・クラン、通称KKKのメンバーと接触し、親交を深めてきた黒人ミュージシャンによるAMA(なんでも聞いて)!


Klansman after rally

元スレ:I AM Daryl Davis, "Black Man Who Befriended KKK Members" AMA(2012/06/06)


(OP)
私はダリル・デイヴィス、「KKKメンバーと友達になった黒人男性」だよ。AMA(なんでも聞いてくれ)。
あの動画のタイトル(訳注)に反して、私は決してKKKに加入してはいない。KKKに黒人はいないよ。普通に考えれば、黒人の加入を許したら、KKKはアイデンティティの前提を失ってしまうだろう。(訳注2)
私は誰かに教えられたり、なにかで読んだりしたことを受け入れるのではなく、身をもって知ることを選んだ。アメリカ中のKKKグループのリーダーたちと会って、その出会いの詳細を本に記した。タイトルは『KLAN-DESTINE RELATIONSHIPS』。

証明:http://www.daryldavis.com
Thom Robb - KKK leader
(左は米国最大規模を自称するKKKグループ「The Knights of the Ku Klux Klan」のナショナル・ディレクター、トーマス・ロブ)

  • 訳注:『BLACK MAN JOINS THE KKK』というタイトルでYouTubeにアップされたニュース映像がネット上で話題になりました。
  • 訳注2:「KKKが黒人と同性愛者に門戸を開放」と報じたサイトをご覧になった方もいるかもしれませんが、あれはあくまでKKKの1グループから派生した別団体が人種制限無しでメンバーを募集しているだけの話で、KKK全体の動きではありません。


Q. 今までに対談した中で一番
KKKで地位の高いメンバーは?

A. KKKで最高位のリーダーたちから一般メンバーまで、大勢と対談してきたよ。
KKKのヒエラルキーはこう:
  • インペリアル・ウィザード(訳注) = 国のリーダー(大統領のようなもの)
  • グランド・ドラゴン = 州のリーダー(州知事のようなもの)
  • グレート・タイタン = 郡のリーダー(郡の行政長官のようなもの)
  • エグザルティッド・サイクロプス = 地区のリーダー(市長や市会議員、市助役のようなもの)
  • 一般メンバー
従軍牧師、リクルーター、秘書、会計係、下級官吏も階層ごとにいるんだ。
(訳注:前掲写真のトーマス・ロブはこの地位に当たりますが、「ナショナル・ディレクター」を好んで名乗っているそうです) 

Q. KKKって今も昔みたいに活動的?60年代みたいに?

A. あぁ、KKKは今とても活動的だ。特に、黒人が大統領になり、国外からの不法移民の流入が増加しているせいで。会員数は60年代ほど多くはない。だが常にメンバーを募集しているし、同種の信念を持つ、彼らと気の合う人たちが集まったグループが他にもたくさん存在する。KKKが「不法在留外国人」と言うとき、それはヒスパニックやラテン系の人々を指す隠語なんだ。アメリカには、例えばイギリスや東欧諸国からの移民もたくさん存在するが、KKKは問題にしない。彼らはKKKメンバーと同じ肌の色をしているからね。

クー・クラックス・クランKu Klux Klan、略称:KKK)は、アメリカ秘密結社白人至上主義団体である。
白人至上主義団体」とされるが、正確には北方人種を至上とし(ノルディック・イデオロギーという)、主に黒人アジア人、近年においてはヒスパニックなどの他の人種市民権に対し異を唱え、同様に、カトリックや、同性愛者の権利運動やフェミニズムなどに対しても反対の立場を取っている。
Wikipediaより

Q. KKKメンバーは、彼らの人種差別を正当化するための、美辞麗句みたいなものを持ってる?
 
A. もちろん、彼らの目には、人種差別を正当化するものが常にある。
「もし神が我々に共にいることをお望みならば、人間をみな同じ肌の色にお造りになったはずだ」
「黒人の脳は白人の脳よりも小さい」
「ヨーロッパはアフリカよりもはるかに進歩している」
「私は人種差別主義者じゃない。ただ自分の人種を愛しているだけだ。もしそれで人種差別主義者だと言われるなら、君もそうだ。君が自分の人種を愛しているのなら」
これらの、そしてもっと多くの発言を常に耳にしているよ。妥当性を考察させられるような、説得力を持ったり、示唆に富んだりしたものはひとつもないね。

Q. あなたを自分たちよりも価値がないと思ってる人たちと友だちになれるの?それとも、実はKKKメンバーは白人以外を価値が劣ってるとは思ってない?

A. 大部分、彼らのほとんどはそう思っているよ。有色人種も白人と同等かもしれないと思っている人たちもいるが、彼らも有色人種は有色人種同士、白人は白人同士でいるべきだと思っている。
だが彼らが私について思っていることが、私が自分自身をどう思っているかを決定したり、それに影響したりはしない。それを心に留めていれば、私を劣った存在だと思っている人たちとも、友人関係を保つことができる。私は自分自身をよく理解していて、自信も敬意も、尊厳も持っている。「友人たち」の誰も、最初から私を好きになろうとはしていなかった。みんな私を嫌悪していたよ!!!でも先ほど言った特性を維持することで、一部は最終的に考えを改めた。それが、素晴らしい友情の始まりだった。

Q. KKKのローブとフードを身につけてみたことある?

A. 好奇心から。受け取ったローブとフードのひとつを試してみた。鏡に映った自分を見て、馬鹿馬鹿しく見えると判った。だから脱いだ。
多くの人は、力を持つ人のコスチュームを身につけたとき、自分が強くなったように感じる。例えば、クラーク・ケントがスーツとネクタイ姿からスーパーマンのコスチュームに着替えたときのように。KKK集会に参加して、メンバーが普段着からローブとフードに着替えるのを見て、同じことが起きるのを目撃してきた。だから試着してみたんだ。私にはなんの効果もなかった。

Q. 人種がわからないように完全に扮装して、潜入調査しようと考えたことある?

A. 彼らと違って、私は自分が何者かを隠したりしないんだ。

Q. 白人が「ニガー」という言葉を人種差別的でない文脈で使ったときにどう感じる?

A. 個人的には、その言葉でも、その言葉の他の形でもどうでもいいし、私は使わない。でももし侮辱的でなく使われるなら、誰がその言葉を使おうと、その人が侮辱を目的としていない限りかまわないだろう。
KKKメンバーによく聞かれるんだ。「どうして黒人が別の黒人をニガーと呼んでも問題ないのに、白人がその言葉を使ったら全面戦争になるんだ?」それについての私の感じ方は、黒人から別の黒人に対してでも、もっと言えば誰であろうとも、人種差別的中傷で呼ぶことは問題だというものだ。
だが、その背後にある怒りをKKKメンバーにこのように説明している。「もし君と弟が口論や喧嘩になって、侮辱の言葉が使われた場合、弟が君をサノバビッチ(メス犬の子)と呼んでも、たいして効き目はないだろう。彼は君の母親をビッチと呼んだ。しかし彼は君の弟なんだから、同じ母親から生まれたことを鑑みれば、彼もまたサノバビッチということになる。そういうわけで、その侮辱の辛辣さには議論の余地がある。でも私や、家族ではない誰かが君の母親を侮辱したなら、君は相手をぶちのめす気になるだろう。黒人が別の黒人をニガーと呼ぶのも同じことだ。この使い古された表現を使うのは嫌だが、「ヤカンが鍋を黒いと言う(目くそが鼻くそを笑う)」の古いケースだよ。  

Q. 彼らは実際、典型的なKKKのステレオタイプにどれぐらい当てはまってる?

A. 一部のメンバーは100%。一部は全く当てはまらない。KKKメンバーはあらゆる職業、地位、階層にいる。よく見られる一致のひとつは、彼らが人種分離主義と(または)白人優位主義を信じていたことだ。とはいえ、私と言葉を交わすメンバーもいれば、口を聞かないメンバーもいて、攻撃してくるメンバーもいたよ。

Q. KKKメンバーから暴力を振るうぞと脅されたのかい?それとも身体的に攻撃を受けた?

A. アメリカ中の大勢のKKKやネオナチのメンバーと対談を行ったし、今も続けている。彼らのほとんどは好意的で協力的だった。きっぱりと会話を拒絶する人たちも一部いた。かなりの脅迫を受け取ったが、身体的に攻撃を受けたのはほんのわずかだよ。

ネオナチのイデオロギーは、外国人排斥同性愛嫌悪・共産党敵対が柱である。教会などによる地域社会への帰属感を持たず、旧ナチスシンパを標榜することをアイデンティティとし反社会的行動を行っている。
Wikipediaより

Q. その攻撃についてもう少し詳しく聞かせてもらえる?重傷を負った?何人に襲われた?対談のときは何か武器を持って行ってる?

A. 重傷は負わなかった。複数のナイフや銃や、もちろん拳と向き合ったことがある。場合によっては肉体的に立ち向かわなければいけなかった。それは最初の手段じゃなかったが。対談に武器は携帯していないよ。あるときは1人のKKKメンバーに襲われ、またあるときは3人に襲われた。私が勝ったよ。通りでも、法廷でも。

Q. あなたの試みはすごく興味深いけど、ちょっと危険に思えるよ。KKKメンバーから生まれる憎悪の傍らでなにかを学んだと思う?


A. 肌の色のみを理由に憎悪を向けてくる人を扱う場合、危険は常につきものだ。対談相手には、私と同じ肌の人を殺害した経験を持つ人たちもいた。だがそんなことをしようとする人たちとコミュニケーションをとることが重要なんだ。教育は無知と戦う最大の武器だ。私が学んだ最も重要なことは、私は彼らについて積極的に知ろうとする一方で、受動的に彼らに私自身について教えていたということだよ。私は彼らに対して常に正直でいた。 

Q. あなたがKKKメンバーとの融和を開始したとき、家族はどう思いましたか?特にそれがあなたにとってどれだけ危険かを踏まえて。今も元KKKメンバーとコンタクトを取り続けていることを、家族はどう思っていますか?

A. この冒険を始めたとき、母はすでに他界していた。でも父は私の身の安全を心配していた。父は私がやっていること、やっていた理由を理解してくれていた。私を励ましてくれると同時に、気をつけるよう注意してくれた。KKKメンバー数人を父に紹介したこともあるよ。私が結婚したときに、結婚式にメンバーを招待したんだ。来れる人は来て(ローブとフードは着ずに)、いい時間を過ごした。私は世界の51カ国を旅したから、かなりバラエティー豊かな友人たちがいる。KKKメンバーたちはその友人たちとかわるがわる話をしていたよ。どのゲストがKKKメンバーかは公表しなかった。ゲストには、誰がKKKか知っている人も知らない人もいた。父は私が正直者でいて、自分のやっていることに信念を持っている限り、何をしていようとかまわないんだ。

Q. KKKメンバーと実際に会うまでに君が持っていた、KKKやそのメンバーに対して持っていた最大の誤解は?なにに一番驚いた?彼らは誇張された漫画キャラのように描かれがちだけど、真実はもっと複雑なんじゃないかと思って。

A. うーん、もちろん、君は正しい。彼らは一般的に、トーク番組で人種差別的な言葉を怒鳴ったり叫んだりする誇張されたコミックキャラクターとしてステレオタイプ化されている。私もああいった番組に彼らと何度も出演してきた。あぁ、あのステレオタイプは実在するし、おそらく大衆のほとんどに馴染みがあるはずだ。メディアの注目と視聴率のせいで。つまり、彼らはメディアのスポットライトの外ではああいう振る舞いはしない。ステレオタイプに従事するメンバーもたくさんいるが、しないメンバーも多くいる。そういうメンバーと会ったことが何度もある。だから驚かされたこと、斬新だったことは、彼らと良い対話ができたこと。私たちの意見が一致するしないに関わらず。

Q. 彼らに何を質問した?答えに驚いた?

A. 何百もの質問をしたよ。一部のケースでは、彼らの生い立ちや社会環境を聞いても驚かなかった。他のケースでは、あぁ、ショックを受けたよ。広い視野を持っているだろうと思われる人たちが、非常に狭量な観点を示していることに。
だが君たちが知らなかったときのために言っておくと、とても尊敬を集めている高い地位の公務員たちにも、KKKの一員だった人たちは多くいた。ヒューゴ・ブラック最高裁判所陪席裁判官、ハリー・トルーマン大統領、ロバート・バード上院議員、その他の人たちも、一時はKKKのメンバーだったんだ。

└・今日学んだこと:トルーマンはKKKメンバーだった。

 └・違うっぽいよ。フリーメイソンのメンバーではあったけど。

  └・議論の余地はある。ニュースコメンテーターのウォルター・ウィンチェルは、1944年にトルーマンがメンバーであったことを示すミズーリKKK文書を公開した。そのときトルーマンは事実ではないと否定したんだ。

ヒューゴ・ブラック
就任後、彼は一貫してリベラルな立場から判決を下し、特にブラウン対教育委員会裁判ミランダ対アリゾナ州事件レモン対カーツマン事件など歴史的な最高裁判決に指導的な役割を果たした。のちに人々は彼のことを「若い頃は白い衣(KKKの服)をまとって黒人を脅かし,晩年には黒い衣(法服)をまとって白人を脅かした」と評した。
Wikipediaより
 
関連記事:【世界最大の秘密結社】フリーメイソンだけど、なんか質問ある?【謎多き友愛団体】

Q. これまでに「わぁ、この人は本当に親切で頭のいい人だ ── いったい彼はKKKで何をしてるんだ!?」と思ったことある?

A. 確かに「なぜあなたがKKKにいるんだい???」という瞬間が数回あったよ。思っただけじゃない、はっきりと彼ら、彼女らに質問した。ところで、KKKは極めて男性優越主義だ。KKKには女性(クランス・レディーズやクランス・ウーマンとして知られる)も多くいるが、彼女たちが最高の地位をもらうことはできないんだ。とても知的で感じの良い男性メンバーたちは、実は自信のなさからKKKに加入していた。彼らはそこでは自分が他のメンバーたちよりも賢いことを知っていた。それが彼らに人より優れた人間であると感じさせ、彼らの自尊心を満たしていた。それはKKK外の対等な人々からは得られないものだった。

Q. KKKメンバーの学歴の平均は?

A. 小学3年生でドロップアウトした人から、博士号取得者、最高裁判所陪席裁判官、アメリカ大統領に至るまで様々だ。全範囲に渡る。でも平均を言うなら、高校1年生で中退から高卒の間になるだろう。だがそれより上になることも下になることもありうるし、どの地域を教育レベルの調査対象にするかにもよる。例えばロサンゼルスでは、ミシシッピの田舎町よりも、高い教育を受けたKKKメンバーたちを見つけられるだろう。

Q. 僕は自称ネオナチのホロコースト否定論者に会ったことがあるよ。僕が知ってる中で一番の「Book smart(勉強した知識はあるが、社会生活上の常識がない人)」だった。彼は用意周到な議論と自分の主張を裏付けるための調査を常にやっていたんだ(少し頭がおかしかった)。

A. あぁ、そうそう、私も大勢のホロコースト否定論者に会ったよ。

関連記事:【強制収容所を脱出】ホロコーストを生き延びたけど、なんか質問ある?【当時20代】

Q. 家族の影響でそういう信条を持つに至った人たちとたくさん会ってきたと思うけど、家族にKKKに入れられた子どもたちと関わったことはある?

A. あぁ、あるよ。KKKの文化の中で育った子どもたちをたくさん見てきた。活動のリーダーへと育つ子どもたちもいれば、考えを変える子どもたちもいた。その中の1人とは、彼女が15歳のときに友人になった。彼女はのちにKKKを離れ、両親のことをこう評した。
「まだ開かれる機会を持たない心を閉ざそうとする行為は、最悪の児童虐待である」 

Q. どうしてその活動に時間を裂こうと決めたの?

A. 正直なところ、勇気というより好奇心からだった。本当に、こんなにもたくさんの人が興味を持つとはまったく思っていなかったよ。
私にはとても嫌だと思っていることがある。私たちアメリカ人は、私が今君たちとやっているように、携帯電話やインターネットを通じて世界中の人たち、月にいる人たちとすら会話できる。ニール・アームストロングは月面を歩き回りながら、「これは人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」と言った。私たちはNASAの衛星無線電話を通じて、彼とリアルタイムで話すことができた。アメリカ国民は世界中の人々に、そして月面の人々に話しかけることができる。しかしそれにも関わらず、隣人に話しかけることすらできない。隣に住む彼または彼女の肌の色や、彼らの宗教が自分と違うから????
私から見れば、アメリカ人は自分の国を世界一偉大な国家と呼び自画自賛する前に、イデオロギーのレベルをテクノロジーのレベルまで引き上げる必要があるように思える。そういうわけで、解決策の一部になってみようと決意したんだ。その問題の一部ではなく。

関連記事:【アポロ11号飛行士】バズ・オルドリンだけど、なんか質問ある?【月面歩行2人目】

Q. ミュージシャンとして、チャック・ベリーとの共演はどうだった?ビル・クリントン元大統領のあの有名なサックス演奏のときに、バックにいたのは君?

A. あぁ、チャック・ベリーとは31年間断続的に共演し続けてるよ。私はロックン・ロールが大好きで、彼はその創始者だ。彼が黒人のブルースとブギウギの要素を白人のカントリーミュージックの要素と組み合わせたんだよ。それから、そう、あれはビル・クリントン。彼のために何度か演奏したよ。

Q. 有名人たちとの共演が、君のその試みにどう影響した?

A. KKKメンバーの一人と最初に出会ったのは、私がカントリーバンドに所属していた時だ。私はそのバンドで、そしてその場で唯一の黒人だった。
ある白人男性がバンドの休憩中に私のところにやってきて、「黒人がジェリー・リー・ルイスのようにピアノを弾いているのを聴くのは初めてだ」と言った。私は彼に、ジェリー・リー・ルイスは黒人ブギウギピアニストからあのスタイルを学んだんだと説明した。彼は信じなかった。私が個人的にジェリー・リーと知り合いで、本人から直接聞いたんだと話しても。
後にわかったことだが、彼はKKKのメンバーだった。だが私の演奏に魅了され、常連のファンになってくれた。彼は友人になり、私の試みの初期に他のKKKメンバーとの出会いに協力してくれたよ。

Q. KKKってヘイト屋に尽きる?それとも何か名誉挽回する資質を持ってる?(例:何らかの方法でコミュニティーに協力してる?)

A. KKKメンバーがコミュニティーを破壊し、教会を爆撃し、リンチやその他の暴虐を行なったおびただしい実例がある一方で、実は彼らがコミュニティーを助けてきた多くの実例もある。家や教会の再建を助けたり、黒人か白人かに関わらず救いの手を必要としている人たちや貧しい人たちに食料や金を集めたり、幹線道路の管理責任を負うことでその清潔を保ったりしたこともあった。
純粋な行為もあれば、KKKのアジェンダをポジティブに見せるために行われたものもあった。そういった名誉挽回になるような行為の一部はメディアに見逃され、KKKグループによるポジティブなコミュニティー活動への参加の申し出の一部は拒否された。

└・僕がKKKについて読んだポジティブな記事:ウエストボロ・バプティスト教会が戦死した黒人兵の葬式でデモをやろうとしていたのを途中でKKKが止めたっていう話。

関連記事: 【ヘイトスピーチ】ウエストボロ・バプティスト教会だけど、なんか質問ある?【超過激宗教団体】

Q. コンタクトをとったKKKグループの中に、ネオナチ・スキンヘッドたちがいた?もしいたなら、彼らはいわゆる「伝統的な」KKKメンバーとどう違っていた?


A. あぁ、私が関わったKKKグループの一部にはネオナチがいたよ。だが一部のグループはネオナチスキンヘッドたちの受け入れを拒否していた。リーダーやメンバーが若いKKKグループほど、概してネオナチを歓迎するだろう。たいていはメンバー数の低下が理由だ。彼らは大きな存在感を確立しようと試みている最中で、それゆえに、ネオナチだろうが他のなんだろうが、入りたい白人なら誰でも受け入れる。
もっと年嵩のメンバーがいる、地位を築いた古いKKKグループは、通常ネオナチの受け入れを拒否しているよ。なぜかって?いくら白人至上主義のイデオロギーが似ているといっても、年老いたメンバーの多くや彼らの父親たちは、第二次世界大戦でナチスと戦ったからだ。だから彼らのスタンスは、「私(あるいは私の父親)はナチスドイツと戦った。なぜ今彼らが私に加わることを許すだろう」だ。あるいは、家族の一員があのナチスとの戦いで殺されたかもしれない。だから彼らは、鉤十字を持つものと手を結ぶことに反対するんだ。

スキンヘッド(skinhead)は、反体制的な思想を持ち、意図的に剃髪した団体(およびその構成員)のことを指す。日本においては単に頭髪を全て剃り上げたスタイルという意味で用いられることも多いが、英語本来の意味とは異なる誤用である。

もともとこの髪型は黒人運動や反体制の象徴であったが(SHARPRASHARAといった団体がこれらを継承させている)、異民族に暴力行為を働くネオナチにこのスタイル(+野戦服の上着にジーパン姿、靴は軍用半長靴)を好む者が多いため、近年では極右・ネオナチのシンボルとされている。こうした若者集団を「スキンヘッド(skinhead)」(複数形でスキンヘッズ skinheads)と呼ぶ。

Wikipediaより


Q. あなたの話で最初に頭に浮かんだのは、『アメリカン・ヒストリーX』だよ。もし見たことがあるなら、あの映画がああいうグループを正確に描写していると思う?
(もし見たことないなら、見たほうがいいよ!)

A. あぁ、見たことがあるよ。そして、うん、ああいうグループの一定数を正確に描写している。でも全てのグループじゃない。たしかに、みんなあの映画を見たほうがいい。同意見だ。

Q. KKKメンバーと本当に友だちになるような感じで親しくしてる?それともただ会って、しゃべって、なんとかお互いを殺さないようにしてるだけ?

A. あぁ、KKKとネオナチのメンバーの一部とは本当に親しくしているよ。彼らの一部は私たちの友情の結果として、それぞれの組織を去った。私が頼んだことじゃない。彼ら自身が自分のイデオロギーを再考した結果だ。他の友人たちはまだ組織に所属している。敬意を持って同意しかねる人々と、友だちになることは可能なんだよ。

Q. 強情な人種差別主義者たちをどうやって宗旨替えさせたの?時間をかけて次第に改心させた?それとも彼らにとってひらめきの瞬間があった?今も連絡を取り続けてる人がいる?

A. 多くとは連絡を取り続けているよ。友だちになった人たちは、これからもずっと友だちだ。私は友だちを大事に思ってる。
はっきりさせておこう。私は誰のことも改心させようとはしていなかった。単純に、彼らと対談し、質問し始めただけだよ。その中のひとつが、「あなたは私のことを知りさえしないのに、どうして私を嫌悪できるのですか?」だった。この会話は彼ら自身から生じることもよくあった。(ある期間を経て)私が本当に彼らに興味を持っていることや、団体について彼らと同等の(ときには彼らをしのぐ)知識を持っていることに気づき、私への敬意を持ち始める。時を経て、彼らの一部は自らの信仰に疑問を抱き始めるだろう。それがセルフ改宗のスタート地点だ。もちろん、私はその気をくじくことはしなかったよ。

Q. 君と親しくしていた古参メンバーは、君の体験がこうして有名になったせいで、もう君に話しかけなくなると思う?

A. いや、今も話しているよ。1人は今朝電話をくれた。彼らは私の立場をわかっている。私は彼らの家のリビングに座って異なる意見を言えるし、彼らもまた私のリビングに座って侮辱的な見解を述べられる。報復や友人関係への影響を一切恐れることなしに。

Q. KKKグループの先導者と友人でいることについて説明してもらえますか?一体どうやったら、彼があなたの人種に腹を立てているにも関わらず、友人関係を維持することができるんですか?その逆も然り。

A. 君がKKKリーダーと私が友人関係にあることを不合理だと思う気持ちはわかる。理解できるよ。でも私が焦点を合わせているのは、私たちが持っているいくつかの共通点だ。
信じてほしい。おそらく君たちも、敵だと思っている人々の中に、自分と対照的な部分よりも、共通する部分を多く見つけられるだろう。腰を据えて彼らを知ることで、それを見い出せる。その後はその共通点を足がかりにしていくんだ。そうすると、肌の色の問題がどんどん小さくなってくる。
ところで、君たちが見た動画は5年前に撮られたものだ。あのKKKグループのリーダーはすでにクランを辞め、彼のローブは今、私が持っているよ。

└・戦利品みたいだ。戦士が敵の頭部を切断して持ち帰るみたいな。君が勝ちとったのは彼のローブだけど。しかも優しさという武器で。
 
└・デイヴィス氏の家のクローゼットが目に浮かぶよ。中にはこれまでに改心させたすべてのKKKメンバーのローブが保管してある。彼は時折その扉を開けて、中を見て微笑むんだ。

 └・主演:モーガン・フリーマン。(この後エンドロールが流れ始める)




5活動を通じて親交を深めた元インペリアル・ウィザードのロジャー・ケリーからは、彼の娘のゴッドファーザー(洗礼名の名付け親)になるよう頼まれたそうです。その後彼がKKKを辞めるときにローブをもらったんだとか。
最後にデイヴィスさんの言葉を:「無知は恐怖を産む。その恐怖を抑制できなければ、それは憎悪を産むだろう。その憎悪を抑制できなければ、それはやがて殺戮を生むだろう

読んでくださってありがとうございます。ブログランキングに参加しています
↓この記事が面白かったと思ったら、応援よろしくお願いします
にほんブログ村 ニュースブログ ニュース 海外の反応へ