今回はアフリカ大陸を縦断中、それも1人で、しかも自転車で、という冒険心溢れるアイルランド人男性によるAMA(なんか質問ある?)です。

(デレク)
俺は自然の中で野宿し、大きな恐れを克服しながら、アフリカ大陸を1人で自転車を使って縦断している。
10月半ば、南アフリカ共和国のケープタウン北から旅を開始した。もともとはアイルランドのダブリンの出身だ。1人で大陸を自転車で縦断するという夢を持っていた。ケープタウンを離れてからは西海岸を北上し、ナミビア砂漠をぬけてボツワナ国境まで進んだ。
 
ほとんどはテントの中で眠っている。自転車に積んだサバイバルのための補給品と一緒に。最近夜にテントの周りに多くの動物たちが現れるようになった。ほとんど人には出会わない。そのことは自分が今いる場所がどれだけアフリカの人里離れた場所なのかを教えてくれる。
 
この旅行以前に自転車旅行の経験はない。トレーニングも……ゼロだ!
天候の極限状態。完全な孤立。この旅を最も難しい挑戦にする、想像可能だった全ての要素を含んだ数々の危険……。
聞きたいことは何でも聞いてほしい……現地の人々、食料、自転車、動物たち、恐怖、自然の中でのキャンプ、強烈な日差し、砂漠について……。:)

ウェブサイトにたくさんの写真や情報を載せているよ。
www.nohangingaround.com www.facebook.com/nohangingaround

サイトで集まった全てのお金は、小児がんと闘う子どもとその家族をサポートするアイルランドの小児がんチャリティ「Aoibheann's Pink Tie」に寄付される。この旅行について書くことに興味があったら、サイトを通じてEメールを送って。俺はブロガーたちが大好きだよ。:)))



Q. どうやって砂漠で食料と水が尽きるのを防いでいるの?どこで食料を得てる?どうやってインターネットに繋いでるの?

A. 長い移動では15リットルの水を運んでる。正直言って、これまで水が見つからない日は無かった。ナミブ砂漠でさえね。いつも道の100km圏内には農場があった。どこでも水を満タンに補充できるよ。ガソリンスタンドや店、教会、警察署なんかでね。
食料は店で買ってる。2、3日分以上持ち運ぶ必要はない。たいていはヌードルとビスケット、チョコレート、パン、ピーナツバター。町では肉を買う。:)
インターネットは携帯から。現地のSIMカードを使って。:)

Q. 今までで1番恐ろしかった出来事は?

A. 2日前の晩だよ。動物たちの鳴き声でよく目を覚ますことがある。でもそれまで鳴き声に悩まされたことはなかった。 2日前の晩はハイエナの群れの鳴き声を遠くに聞いた。テントに1人でいる場合……恐ろしいことだ。正直言って、あの時からすごく不安だ。

 ┗・聞いたことがあるかもしれないが、ハイエナはカバほど危険じゃない。カバには近づくな。

Q. ライオンに会ったら、俺がよろしくと言っていたと伝えてくれ!

A. 覚えておこう。でもその機会がないといいな。:)

Q. どうして旅しようと決めたの?


A. その理由は簡単には答えられないけど、究極的には、肉体的にも精神的にも自分を試す大きなチャレンジが必要だと感じたから。それを決めた時、人生は最良の時じゃなかった。ウェブサイトにもう少し詳しく書いてあるよ。

アフリカ大陸を自転車で縦断することは完全に夢だった。そしてそれが夢以上のものになるとは想像もしていなかった。でもある日それは変わった……。人生において意味のある何かが起こるのを待つことに疲れてしまった。自分がこの旅を実現出来ると真剣に信じた。そしてもうただの夢にはしておかないと決意した。
数年前に両親を癌で亡くしたが、癌の子どもたちとその両親がこの病気をどう背負っているのか想像できない……この理由で俺は小さな戦士たちをサポートしているAoibheann's Pink Tieを、この旅で支援するチャリティに選んだ。寄付はここからできる。
http://www.idonate.ie/nohangingaround

Q. 自転車の整備工だよ。セットアップを教えてくれる?インターナルギアを使ってる?重量は?

A. すごくすごく基本的なものだよ。21段シマノギア。そのうち写真をサイトに載せるよ。乗る前の自転車の重量は約75kg……(俺の体重と同じだ!)。フロントに2つの小さなパニアバック、間に合わせのハンドルバーバッグ。2つの大きなパニアバッグをトップに渡した大きなドライバッグの上に乗せてある。水のボトルはいろんなとこに装備してる!



Q. コンゴを通る?そうでないといいんだけど。


A. いや。コンゴ民主共和国は観光客にとって安全な場所じゃない。シエラレオネとソマリアもね……。あまり観光地化されていない場所を探検したり訪れたりする準備はしているけど、いくつかの国は現実的な理由で訪れるリストに含まれていない。

Q. 敵意のある人たちに遭遇することを心配してる?どこが他より安全な地域なのか知らないけど、君がこれにどう対処するのか効きたい。安全な旅を!

過去にたくさんの心配事に苦しんだ。ありとあらゆることに。極めて小さなことでさえ。そして君が今聞いたことも過去の俺が心配していただろうことだ。
実際のところは、危険なエリアを避ける他に手だてはない。例えばケニア北部なんかをね。もっと重要なのは、実際にそれが起こってしまったら君はただ対処するしかないってことだ。心配しすぎてもしょうがない。いくらかの恐れを持つことは健全だが、衰弱するほど心配しすぎることはよくない。
これまでいくつかの貧しいエリアを通ってきた。ある人通りの少ない未舗装の道で、3人の粗暴で無鉄砲に見える男たちが俺に近づいてきたことがあった。俺は彼らがなにかしようとしていると確信した……。テーザー銃(訳注:スタンガンの一種)を準備したが、実際は彼らはただ俺の幸運を祈っただけだった。
俺が言いたいのは、俺らには常識を使うことと、トラブルで有名なエリアを回避しようとする以外なにもできないということだ。
今まで出会った一般的な人々はとてもフレンドリーですごく親切だった。多くの場合、自転車でアフリカ大陸を縦断しようとするクレイジーな男に恐れを成した。俺はこの手の感覚においてうぶじゃないよ。信じてくれ。過去の旅行中に敵意のある人々に遭遇したことがある。でもそれは今やってる旅についてはそれほど心配することじゃない。この旅での主な危険は、天候と水を使い果たすことと野生生物だ。

Q. 緊急時のプランは?携帯してる自転車の替えのパーツはどれぐらいある?

A. 救急用品とかは持ってるよ。あんまり数はないけど。グローバル・トラッキング・デバイスとかあるけど、俺は持ってない。一貫して正しい判断をしようとしてるだけさ。その1つは、常に必要以上の水を飲むこと。
携帯してる自転車のスペアパーツは、6本のチューブ、修理キット、2つのコンチネンタルタイヤ。10個のスポーク、6個のブレーキパッド、ギアケーブル、ブレーキケーブル、カセットスプロケット、ルーブ、オイル……これでほぼ全部だ。途中で見つけられなかったのは後輪用のハブ。だから壊れないように祈るしかない!

 ┗・君にはグローバル・トラッキング・デバイスが必要だ。僕は事故は起こるものだとわかるぐらい自転車旅行の経験がある。仮定してくれ。いつか自転車が乗れない状態になる(フロントフォークが曲がって車輪が締め付けられる)。転倒して、助けを得られない場所でひどい怪我を負う。誰もいない場所で自転車を盗まれる。「国境検問所」で自転車を没収される。そんなことが起きたら、君は人里離れた場所で路頭に迷うぞ。

  ┗(デレク) これを言っとかなきゃ。俺が旅をしている道には人通りがある。トラックや観光客や地元住民が毎日通っている。もし何かが起きたら誰かに助けを求めることが出来る。



Q. 1番気に入った国はどこ? 各都市でどのぐらい過ごしてる?

A. 確実にナミビアが一番美しい。でも1人でいるとめちゃくちゃ寂しくなる。ナミビアは世界でも最も大きくて最も人口の少ない国のひとつなんだ!もっと人口の多いボツワナを通ることを楽しみにしているよ……常に1人でいるって、信じられないぐらいハードだよ。
ウィンドフックでは6日間過ごした。ぶらぶら外に出て適切な休憩を取った。でも普通は各都市の滞在期間は2日だけだ。

Q. 幸運を祈る。でもこの動画を見ろ……「奴」はおそらくまだそこにいるぞ。




A. ハハ、なんて素晴らしい動画だ(笑)。実は野生動物は通常、俺の姿を見つけるか匂いを嗅ぎつけるかしたら地平線へと退散するんだ。……でも気をつけるよ、ありがとう!

Q. 旅のコストは?全て書き出してくれたらうれしい。

A. えぇと、これは概算だけど。
  • ダブリンからの航空券(片道):600ドル
  • 自転車:170ドル
  • パニアバッグとパーツ:600ドル
  • キャンプ用品とテント:(ダブリンから持って来たけど、だいたい250ドル)
  • 宿泊費:(かなりランダムだ。北に行くほど安くなるだろう)だいたい1泊0.5ドル。もちろん野宿するときは無料だ。
  • 食料:だいたい1日5ドル。
旅の予算は1日当たり約15ドル。一部の人たちは1日5ドルで極限の旅をしてる。信じようと信じまいと。俺にはそんな旅はできないし、絶対嫌だと思う!

 ┗・答えてくれてありがとう。最近生活に何のモチベーションもなくってさ。1、2ヶ月なんかやるために君がやってるみたいな旅に出ようかと思ってたんだ。おそらくアフリカじゃないけど、そこよりは涼しくて似た感じのどこかへ。

Q. 遺体はどう処理してほしい?


A. 君がトム・クルーズに頼んで戦闘機でダブリンまで飛んでもらって、リフィー川に落としてくれたらかなり満足するんじゃないかな? 

Q. 最も素晴らしかった出来事は?

A. おそらくナミブ砂漠の南のエリアで、初めてシマウマの群れの背後から静かに近づいたときだと思う。 群れは孤立していて、俺の匂いや物音に気づかなかった……あれはかなり特別で自転車でアフリカ縦断している理由を初めて理解した瞬間だった!



Q. 眠るときはどうしてる?

A. 自転車にテントを積んでるんだ。もしキャンプ場を見つけられたら最高だけど、思い切って進めば進むほど、キャンプ場はなかなか見つからなくなる。だから結局灌木の中で眠ることになる。シンプルなことだよ。必ずしも町から町へと進めるわけじゃない。そうなると選択肢は他にない。今まで少数のゲストハウスに泊まって、もてなしを受けた。熱中症でやられたときに二回。……丸1日眠った!:)

 ┗・安全のために木の上で寝ないの?

  ┗・ブラックマンバ。あいつらは木の上にいて、夜は温かいものに忍び寄る。

ブラックマンバ
全長は2-3.5mで、大型の個体は4.5mに達する。
キングコブラに次いで世界で2番目に長くなる毒蛇。名前にブラック(黒)が付いているが、体色は灰色や褐色。体型は細長く、体重はそれほど重くならない。名前の由来はの中が黒いことから来ている。
Wikipediaより 

Q. この旅以前にどこを旅したの?その中で1番お気に入りの場所は?

A. ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー、ボリビアを1人で巡ったよ。カナダの大部分をサスカンチュワンからケベックまでドライブしたし、アメリカも車で横断して何度も訪れたことがある。
イギリス、フランス(何度も)、ドイツ(何度も)、チェコ、スロヴァキア、オランダ、ベルギー、スペイン(2年間住んでた)、スイス……実際そこで留まるつもりだ。ヨーロッパのたくさんの国に訪れたことがある。
オーストラリアには1年間住んでいた。東南アジアを旅して、タイ(2回)とカンボジア、ベトナムに行った。
ヨルダンも1人で旅し、かなり短い間だったけどイスラエルにも行った。
ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ共和国、エジプト、レソトで働いて旅をした。それぞれの国で長い期間を過ごしたよ。単に訪れて旅行しただけじゃなくて。
1番のお気に入り?キリマンジャロに登ったタンザニア。セレンゲッティとザンジバル島が大好きだ。それからボリビアも。フレンドリーで素晴らしい人たちに出会えた。:)



Q. アフリカで出会った人たちは、君の故郷の人たちとはどこか根本的に違うところがある?

A. 俺はこれまで世界中を旅してきた。でもそれを完全に書き著すためにはこの旅が必要だった。俺たち人間はみんな完全に同じだ。同じ感情、同じニーズ、同じ情動、同じ観念を持っている。
大きな違いは、何も持たないアフリカの人々は西洋人に比べて、基本的にはるかにフレンドリーで、人を歓迎してくれて、思いやりがあるということ……これは事実だ。ここの人たちが俺の世話をしたがったのには非常に心が暖かくなったよ。素晴らしい質問をありがとう。

 ┗・>それを完全に書き著すためにはこの旅が必要だった。俺たち人間はみんな完全に同じだ。同じ感情、同じニーズ、同じ情動、同じ観念を持っている。
これはただただすごく美しい。
ばらばらに分解された世界の中で、みんなが共有している共通の人間経験を認めることはとても効果がある。人間は誰であろうとどこに住んでいようと、皆が生と死を経験し、生き抜くための同じ基本的なニーズ(食料、水、住まい)を要求する。それに皆怪我や病気の影響を受け、痛みや苦しみを味わう。
正直言って、そのことを繰り返し意識的に思い出すことが自分の正気を保つものだと思っている。

  ┗(デレク) 君がそのことに気づいてうれしく思う。俺はこの旅で泣くことがあるんだろうかと疑問に思い始めてる……時々すごく辛くて孤独だ。でもまだ泣いていない。この経験を通じて自分が考えていた以上に強くなったんだとただ仮定することが出来る。
これを君に伝えている理由は、先週ある地元の人が俺を助けようとしてくれた時、俺はほとんど泣きそうだったからだ。彼は何も持っていなくて破れた服を着ていた。彼は俺の自転車の上に荷物をちゃんと戻すのを手伝ってくれた。彼は見返りに何も求めなかった。大きな笑みを浮かべて、道を下って行く俺に手を振っていた。俺は彼の元に戻りたかった。彼は幸せだった……。幸せでいるためのものをほとんど持っていなかったように見えたのに、俺に親切にしてくれた……そのとき涙が目に浮かぶのを感じたよ。

Q. 『荒野へ』を読んだ?

A. あぁ、最近ね。あの本は悲しすぎた。それに実行した後にそれを読んで良かった……。信じてくれ、彼と俺の危険は比べ物にならない。





Q. 自転車の旅は初めてって言ったけど、旅で最も難しいことと最高なことを教えてくれる?

A. あぁ、これが初めてだよ。最も難しいのは自転車で旅をすることじゃない。どんなに険しい丘を登るのでさえ、そのうち慣れることができる。難しいことの1つは、容赦なく、避けようもない暑さと日差しだよ……絶望的になり得る。でもダントツで1番難しいのは、1人でいることだ。毎日が精神的な挑戦だよ。旅は時々気力をくじく。モチベーションが無くなって、すごく、すごく、すごく孤独を感じる……でもある意味ではそれは最も有益なことだった。自分自身に関してたくさんのことを教えられた。
最高なのは……完全に正直に言うと、自分がどれだけ遠くまで来たのか地図を見て知ること。それとここにいる人々のリアクション。彼らはたいてい俺のことを偉大に思ってくれて、それは俺を幸せにするのに十分な理由だ。:) 風景と動物たちもそれらに迫るぐらい素晴らしいよ。でも正直、今目の前に事実として現れている最高のものは、自分の中で起こり続けている様々な変化であると言わざるを得ない。 

Q. ワォ!君は素晴らしいインスピレーションを俺に与えてくれた。人生は一度きり、やりたいことをやれるべきだ。俺は君がやってるみたいな素晴らしい冒険を自分の人生の中でいつかやりたいと思ってる!君の次回の冒険に参加できるかも。:) ハハハ。幸運と安全を祈る。:)


A. ありがとう!あぁ、メールをくれたら詳細を教えるよ。新しい冒険のアイディアを聞くことに賛成だ……この旅はいつか終わりを迎える……俺には新しい冒険が必要になるだろう!
それから、君は明らかに計画を立て始めるべきだ。
何より大切なこと:君のアイディアをこき下ろす奴の言葉に耳を傾けるな

Q. 質問はないけど、君の旅の安全を祈ってる。それから旅が終わったらまたAMAをやってほしい。

A. ありがとう。旅を終えたらまた絶対AMAをするつもりだよ。:) 




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大自然を一人旅って憧れますね!


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