『ロッキー4』のイワン・ドラゴ、『エクスペンダブルズ』シリーズのガンナー役で知られる「人間核弾頭」ことドルフ・ラングレンがredditに登場!2度目のAMAを行いました。

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元スレ:I'm Dolph Lundgren. AMA. Anything you wanna ask. (2015/05/08)

(OP)
ドルフ・ラングレンだ。AMA(なんでも聞いてくれ)。聞きたいことはなんでも。

ヘイ、ドルフだ。今僕はマンハッタンにいる。セントラル・パークを見下ろすテラスの上だよ。君たちの質問に答える準備はできてる。
かかってこい。
新作映画は『バトルヒート(原題:Skin Trade)』。VOD、iTunesで配信中だ。一部の映画館では明日から上映される(日本公開は7月25日から)
予告編:


このAMAの回答は、ヴィクトリアが電話を介して入力してくれる。

証明:
 

ドルフ・ラングレンDolph Lundgren1957年11月3日 - )は、スウェーデンストックホルム出身の俳優空手家。極真空手道参段。その後、俳優に転じた。修士化学)。フルブライト奨学生。本名はハンス・ドルフ・ラングレンHans Dolph Lundgren)。身長公称198cm、体重108kg。
Wikipediaより



(訳注:以下、太字・斜体は原文でも大文字・斜体の箇所です。強調して話していることを表しています)

Q. 朝食に何を食べた?俺も君みたいに大きく強くなりたいんだ。

A. ハ ハ ハ ハ!
テキーラを一本。冗談だよ!
食べたのは……オムレツと全粒小麦のトースト。ミントティーとグレープフルーツジュースを飲んだ!あぁ、今朝ここニューヨークで。うん。

Q. 君には犯罪に対する嗅覚があるって本当? 

A. 演じたキャラクターの一部には……でも僕も嗅ぎ分けようとしてる。誰からもぼったくられないように! 
ずっと取り組んでるんだ!ハ ハ ハ!

Q. ロッキーサイズのアヒル1羽とアヒルサイズのロッキー100人、どっちと戦いたい? 

A. あぁ、なんてことだ。 
たぶんロッキーサイズのアヒル1羽。100人は多すぎる。100人のロッキーにはかなりひどくやられるだろう。でも大きなロッキー1人なら?やっつけられると思う。 

Q. またredditをぶっ潰しに来たのかい?

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(↑前回のAMAの写真)

A. たぶん「お前をぶっ潰すI must break you」……「redditをぶっ潰す」?嫌だね。ファンと楽しく話してる。続けたい!

 └・質問者よ、安らかに眠れ。 

(訳注:"I must break you."は『ロッキー4/炎の友情』のイワン・ドラゴのセリフです

Q. 映画の中で今までに何人殺したと思う?

A. いい質問だ。
わからない。
でも『エクスペンダブルズ』1作目で、あるイギリスの雑誌 ── たぶん『LOADED』か『MAXIM』か何かだったと思う ── がキャスト全員の過去の出演作の殺害数を数えていたよ。スタローン、シュワルツェネッガー、僕、ステイサム、ジェット・リー ── の殺害数と興行成績が載っていた。興行成績では勝てなかったけど、殺害数では勝ったのを知ってるよ。
だから少なくとも、僕には墓場まで持って行くものがある。

 └・632だよ。

  └・867だ。

Q. 一番好きなメニューを教えて。 

A. オーライ、うーん、本当にすごく旨いステーキがないといけないだろうね。焼き加減はミディアムで、表面に焦げ目のついたステーキ。ベイクドポテトを1つ。それからたぶん、すごくすごく美味いデザートも ── 最近たくさんトレーニングしてるんだ ── だから本当に美味しいアップルパイとアイスクリーム、それと赤ワイン。オーパス・ワンは素晴らしいワインだ! 

Q. もし『ロッキー4/炎の友情』の撮影時にシルヴェスター・スタローンとカール・ウェザースと戦っていたら、誰が勝っていたと思う?もし今君たち3人が戦ったら誰が勝つ?


A. ハ ハ ハ!
うーん、僕が両者に勝つ可能性はかなりあると思う。
ほら、ボクシング、あれの多くはどれぐらい強く殴れるかってことだ。だから僕は2人よりも有利だ。つまり、彼らは 俳優にしては かなり強い。でもその試合で自分が勝つ方に金を賭けるよ。

Q. すごく仲がいい有名人の友だちがいる?


A. もう有名人の友だちはそんなにいないんだ。一番親しいのはスタローンとシュワルツェネッガー。(ジェイソン・)ステイサムと(ウェズリー・)スナイプスともそこそこ親しい。それと……あー……『エクスペンダブルズ』の一部。ミッキー・ロークとはかなり親しくなったよ。

 └・あ、じゃあ史上最高のアクションスター全員だけか。そうだね、君の有名人の友だちは多くないね……



Q. アーノルド・シュワルツェネッガーの映画やセリフで一番好きなのは?

A. おそらく ── 『コナン・ザ・グレート』が好きかな。コナンの一作目の。

関連記事:【ターミネーター】アーノルド・シュワルツェネッガーだけど、なんか質問ある?【コマンドー】

Q. 『エクスペンダブルズ』のキャストの一員でいるってどんな感じだった?


A. えぇと、とても楽しかった。あの男たち、ハリソン・フォード、スタローン、アーノルドのような、若い頃にスクリーンで目にしていた男たちといれるのは名誉だった。
それにスタローンとの再共演も楽しかった。僕らは数年間連絡を取り合っていたからね。知り合いとの仕事はいつも楽しいものだよ。

Q. 『エクスペンダブルズ』撮影中の一番笑える思い出は?

A. ワォ。笑える話はたくさんあるよ。
思うに ── あのときは面白かった。『エクスペンダブルズ』1で最初に撮影した、スタローンと一緒の、ガレージでのシーン。あのとき25年ぶりに彼と共演したんだ。僕はメダリオンを外して彼に手渡した。クビになったからだ。手渡すときに、少し彼を押すことにした。そしたらクルーは、僕が彼と戦うつもりだと思ったらしい。『ロッキー』でやったみたいに!クルーは僕のことをわかってなくて、それが『ロッキー4』の睨み合いだと思ったんだ。そのテイクが終わったとき、スタローンは振り返ってこう言った。「次はもっと強く押してくれ
 それが映画における僕らの関係性の要約みたいなものだよ。


Q. 最愛のパイは? 

A. アイスクリームとホイップクリームを添えたピーカンパイだと思う。 
今すぐ食べられたらいいのに。ハハハハ! 
熱いのじゃなく、温かいのを。 

Q. 一番お気に入りの本は?

A. 僕は読書家なんだ。歴史物をよく読むよ。『Team of Rivals』という、リンカーンについての優れた歴史小説を読み終えたばかりだ。彼が選挙後にどうやって組閣したか、過疎地の誰も知らない弁護士だった彼が、わずか5年以内にどうやってアメリカのみならず世界史上最も有名な弁護士へと立身出世したかが書かれている。
彼は1860年には無名だったのに、1865年までに永遠に歴史上に残る偉大な人物になった。それが起きたことがまさに素晴らしいね。

Q. ハイ、ドルフ。僕は君がなんで化学の修士号をとったのかに興味がある。化学工学となにか他の学問との間での決断だった?

スウェーデン王立工科大学シドニー大学ワシントン州立大学マサチューセッツ工科大学(MIT)で数学物理学化学を学んだ。シドニー大学では修士を取得。フルブライト奨学金を得てMITに進んだ。上記の留学により、母国語であるスウェーデン語の他に英語ドイツ語フランス語日本語を使いこなし、さらにには知能指数が160であるとも言われているが、それらについては本人は否定している。
Wikipediaより

A. 僕の父はエンジニアだった。父は電気技師で、兄は化学技術者だった。それで僕も工学を追い求めた。当初の計画は医者になることだったのに。医学部に入ったら、そこには巨大な未処理品の山があって、学び始めるまで1年待たなきゃいけなかった。だから化学工学の道に進んだんだ。

 └・美形な上に頭もいい?ドルフがこれ以上セクシーになることって可能?

Q. もし俳優の道を追求していなかったら、何をやってたと思う?化学工学のキャリアを考えてた?

A. そうしなければならなかったと思う。請求書の支払いをしなければいけないからね!おそらく、ハハ!工学か、あるいは専門だった石油工学。空手道場を持っていたかもしれない。昔空手の指導者をやっていたから。
でも、あぁ、その2つのどちらかだ。おそらく。

Q.  ヘイ、ドルフ!「俺」は今どうぶら下がってる?
(質問者のユーザー名:DolphLundgrensPenis

A. ハハハ!左側に!ハハハ!

 └ (質問者) ありがとう、ドルフ!君は最高だ!今日は俺の人生最高の日だよ!!!!

  └・ヴィクトリアがドルフに言ってるのが想像できるよ。

   └・「えぇと、あなたの……あなたの……ぺ●スが興味深い質問をしているの」

Q. キアヌ・リーブスとの共演はどうだった? 

A. すごくクールだった。
共演したのは彼が『スピード』に出演する前だったから、彼がアクション・スターになる前の話だよ。『JM』というアクション映画を一緒に撮った。僕はクレイジーな牧師役だった。
彼は本当にクールな男だった。とても謙虚で感じ良く見えた。共演を楽しんだよ。

関連記事:【マトリックス】キアヌ・リーブスだけど、なんか質問ある?【ビル&テッド】



Q. 俳優になったばかりでジェームズ・ボンドシリーズに参加するのってどんな感じだった? 

A. 興味深かった。というか、圧倒的だった。 ── ボンド映画の撮影セットに初めて行ったとき、すごく感動したよ。エッフェル塔での撮影を覚えてる。当時は塔を2日間借り切って、閉鎖して、映画を撮影できたんだ。今はもう不可能だろうね。ロジャー・ムーアと他の数人に会ったよ。僕は端役を演じた。文字通り2分間だけの出演だったけど、ショービジネス体験を少しだけ味わえたよ。あの撮影セットの近辺で。 

Q. アクション映画は80年代からどう変化してきたと思う? 

A. うーん、CGとワイヤーワークの技術革新は大きな変化をもたらした。今やスクリーンで起こっていることのほとんどを作り出すことができるし、完全にリアルに見える。だからパフォーマーは80年代には求められていたスキルを必ずしも持つ必要は無い。戦えなくても、ジャンプできなくても、走れなくてもいい。ボディダブルを使えるか、まるで本人がやっているかのように見せる方法を見つけられるからだ。このおかげでアクションジャンルは、身体能力がそれほど高くないが演技が本当に優れている俳優 たちに門戸を開いた。彼らもトレーニングを受けているが、僕らがかつてそうであったようなプロのアスリートや格闘家じゃない。昔は本当に本当に優れたスキルを持っていなければいけなかった。シーンの撮影後には打つ手がなかったからだよ。カメラの前で実際にアクションをやる必要があった。この変化が、今やアカデミー賞を取った後にアクションスターになれる ── あるいは少なくとも、なれるかどうか本当に上手く試せる ── 理由だ!その後はマーベル映画に直行できる。もしアクションをしなければいけないなら、リアルに見せる方法はある。素晴らしいことだと思う。アクションが以前より多くの人に開かれている。 

Q. 君が演じた全てのキャラクターが素手で戦ったら、最終的な勝者は誰になる? 

A. ハ ハ ハ ハ ハ! 
うわ!ぐちゃぐちゃになるよ。あたりは血まみれだ。
えぇと……ひどいことになるだろうね、うん。『JM』の牧師がおそらく勝つかな。でもHE-MANもいるよ、剣を携えて。牧師はとても意欲的で、内なる炎と大きな信念を持っていた。たぶん戦ったら彼が勝つだろう!

Q. 君がエルヴィス・プレスリーの「A Little Less Conversation」を歌って、踊って、ドラムソロをプレイして、マーシャルアーツを披露してるこの動画の背景にはなにがあったんだい?



A. えぇと、スウェーデン版の……『ユーロビジョン・ソング・コンテスト』ってやつのホストを務めたんだ。『Who's Got Talent』みたいな番組かな?僕はそのホスト役で、ホスト役はいつもパフォーマンスをするんだ。番組スタッフは僕がどんな曲をやるべきか考え出そうとして、誰かがエルヴィスのアイディアを思いついた。彼は肉体派で、アクションもちょっとやってたからね。それで新バージョンの ── 「A Little Less Conversation」になった。楽しかったよ。軽く歌って、氷にチョップして、ちょっとダンスして。クールだったね。でも近いうちにまたああいうことをやるつもりはないよ!うちの娘2人が恥ずかしがっていたから!
ハ ハ ハ! 
恥ずかしい!恥ずかしい!
でも面白かった。楽しんだよ。本当にね。

Q. 『ロッキー4:ザ・ミュージカル』を聞いたことある?


A. ハ ハ!
『ロッキー・ザ・ミュージカル』!!??
Noだよ!ニューヨークでミュージカルをやっていたのは知ってる……聞いたことはある。でも見なかった。『ロッキー』一作目のミュージカルをやっていたと思う。でも『ロッキー4・ザ・ミュージカル』ならチェックしないと!
ハ ハ ハ ハ!
イヴァン・ドラゴ役を上手く演じてくれることを願うよ。
追記: 僕はロシアのボクシングパンツを履いてエルヴィスを演じよう!ハイブリッドな役みたいになるだろう。

Q. 今までに聞いた最高のアドバイスはなに?

A. あぁ、なんてこった。
すごくたくさんのアドバイスを受けてきたよ。
でも、ビジネスに関して ── クリント・イーストウッドが言っていた。彼は85歳にして全米で最も成功した映画『アメリカン・スナイパー』を作った(訳注)。アクション俳優、カウボーイとしてキャリアをスタートし、今の僕ぐらいの年で監督業を始めた。 ── 彼のアドバイスは、「Keep playing your OWN game」。つまり ── あぁ、他人の意見に耳を傾けることもできる。でも自分が正しいと感じることをやれ。そうすれば、運命は追いついてくる。
自分から追い回すんじゃない。

(訳注:クリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』は、2014年全米興行収入ランキング1位、アメリカで公開された戦争映画として至上最高の興行収入を記録しました)
 
Q. なにか『エクスペンダブルズ4』についてのニュースがある?

A. なにもないよ。3があって嬉しかった。この6年間、1年おきに作ってる。最初の3作は ── やることがたくさんあって楽しかった。もし4があるなら、来年か再来年だと思う。

Q. 『バトルヒート』を形にすることに君が長年取り組んできたって読んだよ。この映画は君にとってどれぐらい重要な作品?それと、今の世界にはびこる人身売買の認識を広めることはどれぐらい重要だと思う?

A. 人身売買の原因 ── 『バトルヒート』に描かれている ── は、僕にとってとても重要だ。1年以上この映画に取り組んだ後、今僕はCAST ── 「Coalition to Abolish Slavery and Trafficking(奴隷・人身取引廃絶連合)」という団体に関わっている。この映画は良い経験だった。公開されて満足だよ。でも僕にとっては原因のほうがより重要だ。



(OP)
ありがとう、ヴィクトリア。
ありがとう、質問してくれたみんな。全員に『バトルヒート』を楽しんでもらえることを願ってる。また君たちと話しに戻ってきたいと思ってるよ。近いうちに!



医学の道も志していたとは初耳でした。
上では翻訳しませんでしたが、元スレでは真の格闘家は粗暴な振る舞いをせず、穏やかで礼儀正しいものだという話をしていて、その言葉通りの人という印象を受けました。
 
上記以外の質問と回答も、ぜひ元スレでご覧ください。

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