「一番難しい規律は、性に関わるものだと思う。女性を見ることも●●も許されず、●●●は結婚までしちゃいけないし、それについても規律がたくさんある(以下略)」── 驚きの超厳格ルールを備えた宗教コミュニティーで生まれ育った男性によるAMA(なんでも聞いて)!



元スレ:I was born and raised in a NY Hasidic community, completely isolated from Secular society. AMA(2018/07/07)


(OP)
タイトル通り、僕はニューヨークにある、世俗から完全に孤立したハシド派(ハシディズム派)コミュニティーで生まれ育った。ハシディズム(敬虔主義運動)が何なのかよく知らない人たちのために言っておくと、ハシド派コミュニティーとは、厳格な規律と慣習がたくさんある、すごく宗教熱心かつ伝統的なコミュニティーだ。孤立して、外界世俗の影響の締め出しにすごく力を入れてるから、とても緊密で家族志向のコミュニティーになってる。
ここのライフスタイルのほとんどすべてが、一般社会とは完全に違う。人生における重大事、例えば家族・結婚・教育・言語などなどから、どのシャツの着用が許可されてるか、散髪の際に何mmのバリカンの使用が許可されてるか、みたいなささいなことまで。
そういう興味深い経験と観察報告は山ほど書けるよ。本1冊分にのぼると思う。でも君たちの質問用にとっておくよ!読んでくれてありがとう!

証明:自分の顔を晒せる立場じゃないから、/r/IAmA管理人たちに本人証明を送ったよ。

Q. 君の第一言語はイディッシュ語?コミュニティー内でイディッシュ語はどれぐらい使われてる?ほとんどは英語のネイティブスピーカー?

A. うん、イディッシュ語が第一言語。ニューヨークで生まれ育ったにしても。
コミュニティー内には、英語で自分の考えを表現できない人さえいるよ。 

イディッシュ語
インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派のうち西ゲルマン語群に属する高地ドイツ語標準ドイツ語)の一つで、世界中で400万人のアシュケナージ系・ユダヤ人によって使用されている。
Wikipediaより

Q. どうして僕が遭遇するハシド派の人たちはすごく失礼なんだろう?挨拶しても無視するし、ドアを押さえておいてあげてもお礼を言いもしないよ……?

A. 孤立していて非ユダヤ人と接したことがないせいだよ。僕自身そういう行動しちゃうことを認めざるをえない…… 大きな隔たりを持って生まれ育ったら、それが意識の一部になる。外の世界の人に話しかけるのが怖くて気まずいって感じるんだ。

Q. 君はもうハシド派じゃないんだよね。外の世界のどの映画・食べ物・情報に一番衝撃を受けた?

A. 今も完全にハシド派だよ。少なくとも外側は。でも成長するにつれて、外界のものに触れるにつれて、僕の物の見方は急進的に変化してきてる。
なにか特定の映画に致命傷を負わされたわけじゃないよ。紙で切った傷1000ヶ所から死に至ったって感じ。いろんな物の見方を読んで知ってとか、ポッドキャストを通じて様々な意見を耳にしてとか、そういうの。今思いつく本の名前は、エリ・ヴィーゼルの『』。数年前に読んで、信仰を大きく揺るがされた。
コーシャ料理以外を口にしたことはないよ。ベーコンを食べたら衝撃を受けるかな?……一度も食べたことないんだ。

コーシャ(コーシャー、コシェル、カシェル、カシュルート等と日本語表記することもある)フードとは、イスラム教徒のハラールフードのように、ユダヤ教徒が食べてもよいとされる「清浄な食品」のこと。ユダヤ教の聖典には食べてもよい食品、食べてはいけない食品が記されており、敬虔なユダヤ教徒は、5000年前の昔からその規律を厳格に守って生活しています。

Q. そういうコミュニティー内でのインターネットへのアクセスは厳しく制限されてるって聞いたことがある。君は今日ここでAMAを行うことで、なにか規律を破ってる?

A. うん、もちろんラビ(訳注:ユダヤ教において地域の宗教的行事を取り仕切る指導者)たちも指導者たちも、インターネットを禁止しようと尽力してる。彼らネットの扱いにはすごく苦労してるね。唯一許可されてるのは、ビジネス目的の使用だけ。ラビたち・指導者たちはコーシャインターネットフィルターを作ったんだ。フィルター不使用のインターネット利用は許されてない。だから、うん、今そのフィルタリングを回避してここにいるから、規律違反中……

└・コーシャルーターだと……こりゃ衝撃だ。

 └・安息日には機能しないに違いない。

Q. 君にもクルクル巻き毛のもみあげがある

A. うん、あるよ。

参考画像:ハシド派の男性。カールしたもみあげと伸ばしたヒゲ、黒いスーツと帽子が特徴。
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Q. ハシド派女性たちは、男性を見て「ねぇ見てよ、彼の帽子。ムラムラしちゃう(get me hot and bothered)」みたいなこと言う?真面目な話、
ハシド派男性は人に決められた相手とデートしてるのか、魅力的な女性と付き合いたいと頑張ってる人もいるのか、不思議に思ってたんだ。

A. ハシド派女性たちは、たいてい外の女性たちよりも視野が狭い。スラングには詳しくないし、外の世界で性行為がどう行われてるのか知らない。話題にしちゃいけないことなんだ。結婚前に知ることになっていて、やり方やそれに伴う規律を教える特別な先生がいる。
僕らは全員、見合い結婚をする。ふつうは誰を妻にしたいとか口を出せない。だから相手は運次第。

Q. ポップカルチャー(マーベル映画みたいな大作映画、ポップミュージック、『ハリー・ポッター』シリーズみたいな本、などなど)と関われる?

A. いや、僕らは映画やテレビや非ユダヤ音楽・本みたいな基本的世俗文化にアクセスせずに育つ。
『ハリー・ポッター』は全然読んだことないし、知人のほとんどは『ハリー・ポッター』について耳にしたことすらないよ。

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Q. その昔、痩せっぽっちのハシド派少年をジムでよく見かけたよ。最初はお決まりの服装で体を鍛えてたけど、結局スニーカーを履いて、1年かそこらで筋肉をつけてた。彼はあそこへ行くことで規律を破ってたのかな。ずっと不思議だったんだ。

A. そういうことしてジムに行く子は典型的じゃないね。平均的ティーンエイジャーは、イェシーバー(タルムード学習施設)で丸一日タルムードの研究をして過ごすから。


Q. 子どもの頃に、外部の人との関わり方をどう習った?

A. 短く言うと、僕らは誰であろうと敬意を持って接するよう育てられる。その一方で、僕らの多くは強い「僕ら 対 彼ら」という姿勢とともに育てられる。一部は宗教的理由と孤立のためだ。僕らは唯一、神に選ばれし神聖なる民で、あとの人たちはそうじゃないと示すため。できるだけ、非ユダヤ人と繋がりを持ったり、影響を受けたりしないようにしなきゃいけない。他に文化的な部分もある。何世紀にもわたる孤立・隔絶状態が、外部の人との間に大きな隔たりを作ってきた。だから子どもにとっては、非ユダヤ人に見える人は誰だろうと、死ぬほど怖かったりするんだ。

参考画像:ハシド派の子どもたち。大人と同じく黒い帽子に黒いスーツ、長いもみあげ。
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photo credit: TheeErin "Sup?" via photopin (license)

Q. 多少なりとも自分たちはアメリカ人だと思ってる?

A. うん。政府が僕らに宗教の教えを実践する自由をくれていることに感謝するようにって教えられてる(先生は福祉制度については触れなかった……)。
(訳注:ニューヨークに暮らすハシド派コミュニティーの多くの人が、政府が補助金を支給する住宅や公的扶助に頼って生活しているそうです)

Q. 君のコミュニティーはイスラエルのことはどう思ってるんだい?

A. たいていのハシド派ユダヤ人は、イスラエルをユダヤ人国家とは見なしてないよ。イスラエルが世俗的だという事実のせいで。サトマール派(訳注)みたいな一部の宗派も、かなりの反イスラエルだね。
(訳注:ハシド派内に、サトマール派、ベルツ派、ボボフ派、ボストン派、などなどグループがあるようです)

Q. ハシド派のグループ間に大きな違いはある?異なる慣習や伝統が見られる?あるいは別のグループへ問題なく移り住める?

A. 他の人とは違う回答になるかも。非ハシド派ユダヤ人との違いに比べたら、ハシド派グループ間に大した違いはないよ。とは言え小さな違いはたくさん存在する。グループの多くは嫌いあっているし、コミュニティーを超えての結婚は絶対しないだろうね。例えば、ふつうベルツ派とサトマール派は結婚しない。それにグループによって服装や帽子の違いもあるよ。

Q. 36℃のとんでもなく蒸し暑い天気の日ですら、子どもたちを含めて全員が黒いスーツと帽子を着用してるのにはどういう理由があるんだい?夏にブルックリンを歩いててハシド派の子どもたちを見ると、すごくかわいそうに思うよ。

A. 服装規定の裏には、他の人たちと違っていなきゃいけないって考えが元々ある。外部と同化しないための手段の1つだ。年月が経つにつれて服のレイヤーと慣習が増えて、神聖で誇るべきものになった。子どもの頃にこう聞いたのを覚えてるよ。ロンドンの兵隊が季節にかかわらずあの制服を着ているのと同様、これがハシド派の制服だ。

└・「ロンドンの兵隊」についてだが、俺たちには夏用と冬用の制服があるぞ。

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Q. 君のコミュニティーは女性をどう見てる?男性と平等?

A. 社会面ではほとんどの場合平等に扱われてるかな。
遅れをとってるのは厳しい規律と慣習。非宗教的観点から見ると確実に女性差別的だ。たいていの女性は運転を許されてないし、他にも山ほど女性用の厳格な規律がある。

└・ほとんどの場合平等に扱われてる
からの
たいていの女性は運転を許されてない
この「ほとんどの場合」は、現実問題の矮小化に見えるぞ。

 └・OPの解釈や定義が不正確だとは言わないが、外界のそれとは違うかもしれないって念頭に置いとかなくちゃいけないな。

Q. 規律を破ったら何が起きるの?

A. 誰にも知られなければ、なんにも起きない。もし明るみになれば、コミュニティーの正会員たちと厳しい時間を過ごすことになるだろう。周りの人に避けられる、学校に子供を行かせる上で問題を抱える、などなど。


Q. コミュニティーや文化のどんな規律・慣習が一番イヤ?ほとんどの人にとって守るのが一番難しい規律は?

A. 個人的には、自己決定の選択がないことと、独立した意見を持てないこと。すごく狭い視野を持った、共通の妥協点を見出せない人たちに囲まれてる。
ほとんどの人にとって一番難しいのは、性に関わる規律だと思う。女性を見ることも自慰も許されず、性行為は結婚まで待たなきゃいけないし、しかもたくさん規律がある。

Q. 夫婦の営みはシーツ越しに、シーツの穴を通してするって本当?

A. それは迷信だよ。でも似たような厳しい規律はある。

└・たとえば?

 └(OP) 真っ暗闇の中でしかしてはいけない。女性は頭を剃らなければいけない。ある特定の時間しかしてはいけない。一部の宗派は違う慣習を持ってる。たとえば、最中に頭の中でラビの顔を想像する。聖なる子どもが生まれるように。
(訳注:前述のとおり、ラビとはユダヤ教の地域指導者で、仏教・神道でいうと住職・神主みたいな存在のようです)

  └・再考の結果、シーツをもらおう。

Q. 女性はみんな頭を剃ってるの?多くの女性は自毛をカツラやスカーフで覆ってるだけだって聞いたことがあるけど。

A. たいていほとんどの女性は頭を丸めてるよ。彼女たちは他に選択肢があるとすら思ってない。

Q. Netflixのドキュメンタリー『ワン・オブ・アス』は正確?

A. あれはたしかにハシディズムの良い入門編だね。でもあれがドキュメンタリーってことを忘れちゃいけない。正確な点とそうじゃない点があると僕は思う。それにあれはハシド派コミュニティー全体じゃなくて、コミュニティーを去った3人についてのドキュメンタリーだよ。 

Q. いくら人に決められた結婚といえど、夫婦が愛情を育んでいくこともある?『ワン・オブ・アス』の人たちは心が離れてるように見えたけど。

A. もちろん、あるよ。決められた結婚をした全員が完全に不幸になるわけじゃない。純粋に愛し合うようになって、すごく幸せで意味のある人生をおくる夫婦もいる。そこがあのドキュメンタリーが全体像を伝えてないと感じた部分のひとつだね。
 
Q. ラビによる性的虐待スキャンダルはそのとおり?

A. たしかにみんなが話すのを恐れている問題が存在する。問題は、虐待が他のコミュニティーより統計的に多いのかってこと。データが無いから知りようがない。
 
Q. 君の近くにもコミュニティーを去った人がいる?一度去った人が戻る機会はある?

A. 親族にコミュニティーを去った人はいないよ。近代的になろうとして意見の大衝突を引き起こした人ならいるけど。例えばヒゲを刈り込む、みたいなわずかな近代化でさえも、ここでは大きな衝突を引き起こしうるんだ。
うん、戻る機会はある。実際に、出て行く人たちを連れ戻す特別な組織がたくさんあるよ。

Q. どうやってコミュニティーを出て行った人を「連れ戻す」?手紙で促すとか、力ずくとか?

A. 既に出て行った人を強制的に連れ戻す方法はない。組織はだいたい、「不安定な子ども」と呼ばれる若者たち向け。すごく狙いやすいカモだ。ほとんどの場合生活が上手くいってないし才能もない。すごく不安定な人が多い。ハシド派のシステムに適応できなかったティーンエイジャーになにが期待できる?ほとんどの人はそんな大きな変化に対処できるようにはできてない。

Q. 世俗社会にあるもので、どうしてハシド派社会にないんだろうととくに思うものはなに?

A. たくさんあると思うけど、ひとつ挙げるなら、僕らのコミュニティーでは、自然で人間的な行動がタブーとみなされてるといつも感じてる。たとえば、感情表現、泣く、ハグする、キスするみたいな行動は、僕のコミュニティーでは健全に表現されてないと思う。

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「アメリカで一番ショックだったのは、おそらく、ここの人たちみんながどんなに違う人生を生きているかってこと。例えば、家族で公園に行くこと。(中略)北朝鮮の人たちはそういうことは全くやっていなかったんだ」

Q. 情報流入の制限は道徳的・倫理的に間違っていると思う?もちろん卑わいなものに子供たちを触れさせたい親はいないだろうけど、検閲が知的活動や発達上の制限になったら、そこになんの意味がある?

A. 彼らは道徳は神に由来し、神は自らがお選びになった民にこのように生きて欲しいとお望みであると信じてる。
隔離こそが、長きに渡って生き残り、外の人たちと同化しない唯一の方法だと信じているんだ。
両親も教育されてないし、彼らがなにをやってるのかよく分かってない。これは何百年も続いてるサイクルなんだ。

Q. 君は自分自身や将来の子どもたちのために、より高度な教育を求めてる?

A. より高度な教育を受けたいとずっと切望してた。知的な話題が大好きなんだ。正直、将来の子ども達に関しては、なるようになるかはわからない。ここの子どもたちの多くは、すごくまともで幸せな人生を送っていて、うまくやってるけど。

Q. ハシド派のライフスタイルで全人生を送りたい?

A. 他のライフスタイルも味わえたらいいのにって思うよ…… 

└・じゃあなんで試してみないんだい?君のコミュニティーを離れろ、みたいな過激な行動に出るべきとは言ってないよ。でも君はすでにもっと小さなレベルで裾野を広げてる。秘密の非正統派な活動は可能じゃないのかい?近代的な服を買って、「変装」してアイスクリームショップとか映画とかに行って1日を過ごすとか?
 
 └(OP) 定期的に行う活動は小規模にとどめようとしてる。簡単なことじゃないよ。いつも自分は場違いだとか、いるべき場所にいないような気がしてる。それと、明らかにハシド派ユダヤ人な顔を隠すのも簡単じゃないんだ……

Q. じゃあ今後もコミュニティーに残るつもり?離脱を考えたことある?

A. 離脱は本当に困難だし、時々はそれに見合う価値がない。知人が一人もいない未知の文化でまるっきり新しい人生を始めつつ、知ってる人全員を傷つけて、家族からは史上最も恐ろしい行為をしたと思われる。

Q. ハシド派コミュニティーに関して、外の人たちに気づいて欲しいと思ってることはなに?

A. この質問大好きだよ!
もっと気づいて欲しいと願ってるのは、僕らのほとんどが、好きでこの社会や文化を選んだわけじゃないってこと。ただここに生まれただけだ。客観的に選んだわけじゃないとしても、普通は信仰してる。
僕が思うに、もし僕らが他者の見解にもっと耳を傾けて、それを理解しようとしたら、全員にとっていい結果になるはずだ。ハシド派みたいなすごく孤立したコミュニティーとなると特に。ほとんどの人は良い人たちだし、良い意思を持ってる。外の世界の人から見たら悪いことをする人たちでさえ、自分たちは神の言葉に従ってるんだと信じてる。敵意を持って対応する代わりに、耳を傾け理解しようとすれば、僕らみんながもっとずっと多くのことを成し遂げられると思う。 

Q. 外の世界に非ハシド派の友達や一緒に過ごす人はいる?

A. コミュニティー内に僕と同じ考えを持ってる友達はいるけど、外の現実世界に友達がいたことは一度もないよ。

└・じゃ、俺が外の友達になるよ。


 

5コミュニティーを出ても、外の常識を知らない・教育を受けていないので仕事が見つからず、戻るか犯罪者になるか……という状況に陥る人も少なくなかったり、女性がもっと高度な教育を受けたいと思っても、女には必要ないと指導者たちから妨害されたり、という問題があるそうです……

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