※お願い※ この記事を全文転載している方を見かけました。一部引用でしたらかまいませんが全文は困ります。ご理解よろしくお願いします。

事件発生後、一躍世界の注目を集めた「コロンバイン高校銃乱射事件」。警察の隠蔽工作によって突然渦中の人物に仕立て上げられた青年が、その後歩んできた人生とはどんなものだったのか……衝撃の「なんか質問ある?」〈後編〉。最終回です。
※重複や長さの都合上、質問・回答はまとめたり分割したりしています。

これまでの記事:
「コロンバイン高校銃乱射事件」の生き残りだけど、なんか質問ある?〈前編〉
「コロンバイン高校銃乱射事件」の生き残りだけど、なんか質問ある?〈中編〉

Columbine
事件後コロンバイン高校に作られたモニュメント

(OP)
たくさんの質問(というかほとんどのコメント)に答えてきたと思う。1,500ものコメントをもらえるなんて全く予想してなかった。優しいメッセージに感謝してる。おかげで頑張って答える気力がわいてくるよ😀
(訳注:最終的に2,699コメントが寄せられました)

Q. 明らかにこの事件は君の人生を大きく変えたよね。もし事件が起こらなかったら、今頃君はどうしていたと思う?


A. わからない。大学に行けなかったのも、マイケル・ムーアと仕事ができたのも、サンフランシスコに引っ越すまであまり友だちを作れなかったのも、素晴らしい妻を持てたのも、ちょっとした飲酒問題を抱えていたのも、全部事件が起きたからだ。事件が起こらなかった人生を想像できない。あまりにもたくさんの、素晴らしいことと恐ろしいことがありすぎて。

 ┗・>素晴らしい妻を持ったのも...事件が起きたからだ
  これどういうことか説明してくれる?

  ┗(OP) 大学に進学していたら、高校のディベート大会の審判には戻らなかっただろう。そこが1年後に彼女と偶然再会した場所だ。それ以来ずっと一緒にいるよ。

Q. 君が学校に戻ることを「許されなかった」という件だが、詳しく教えてくれないか?……だれが君にそれを伝えたんだ?

A. 警察だ。郡の保安官たちだよ。「もし戻ったら、お前は高校を卒業できなくなるだろう。だが戻らなかったらできるだろう」と言われた。俺は卒業を選んだ。

Q. フランク・デアンジェリスはどんな校長だった?

A. ドアホな老いぼれだ。生徒たちに尊敬されるよりも好かれることを望むような奴さ。無能でキモい意気地なしだよ。
元々俺はあいつのことをダメ人間だと思っていた。その認識は事件後さらに強まった。あいつは「俺が校長室に来て、いじめのことで泣いていて、あいつは頼れる相談相手としてそこにいた」という物語を聞かせてくれるだろう。だがそれに続けて「いじめの事実はなかった」と言うだろう。おかしな野郎だ。

Q. 事件前は大学進学を計画していたの?君は高校3年生だったといったから、たぶんすでに準備していたんだろう。なにが君の気持ちを変えた?

A. 計画してた。でも鬱(本当にひどい重度の鬱)のせいで、明らかに進学は不可能だった。
俺は強い人間じゃない。むしろ弱い人間と言えるだろう。みんなが大学進学の準備をしているあいだ、俺は恐ろしい憂鬱に沈みこんでいた。考えられたのは事件について話すことだけだった。不健全だよな。
数年後にコミュニティ・カレッジ(訳注:公立の2年制大学)に入学してはみたけど、途中で行くのを止めた。事件の汚名が広まりすぎてた。

Q. 現在鬱状態にある人たちになにかアドバイスはある?

A. 助けを求めろ。君が持ってる全てのパワーを、家族や友人たちの助けを求めることに使うんだ。彼らは助けたがってる。助けさせてあげるんだ。 

Q. 僕が一番知りたいのは、メディア報道に対しての気持ちだ。マイケル・ムーアからFOX、マリリン・マンソンまで。



A. FOXは、実はいい経験のひとつだった。シェパード・スミスと何度か仕事して、素晴らしい番組ができた。他の人たちは……それほどじゃない。ほとんどのリポーターは純粋に事件に関心を持っている。嘲笑的にやってるわけじゃない。クソったれも少数いるが、FOXでさえ純粋にニュースを伝えたい人たちがいるんだ。
『ボーリング・フォー・コロンバイン』は気に入ったよ。あの映画の言いたいことをわかってない人がたくさんいるように見えるけど(あれはアンチ銃映画じゃない!)。
マリリン・マンソンは素晴らしかった。でも俺はずっと彼のファンの1人だったから、バイアスがかってるかもしれない。
最高の報道は、実は海外の報道機関によるものだった。BBC、NHK、などなど。彼らは報道に絶妙なニュアンスを残しておいてくれた。:)

 ┗・それじゃ『ボーリング・フォー・コロンバイン』の主張はなんだと思う?最近見直して、似た結論に達したんだ。少なくともアンチ銃というメッセージは弱いように見える。ムーアは武器へのアクセスや、カナダのような国々では銃による事件が少ないという議論に長時間を費やしていたから。だから僕はアンチ銃メッセージが機能してるかどうかわからなかった。

  ┗(OP) 彼が言いたいのは銃についてじゃなくて、アメリカは暴力的な国だってことだ。それが俺たちだ。アメリカ国民だ。恐れ、暴力、憎しみ、排他的思想、などなど。なんていうか、俺たちはメチャクチャなのさ。

   ┗・ あの映画でムーアがカナダについて話し始めたとき、かなりびっくりしたよ。本当にショックを受けた。殺し合いの道具を買える自由ではなく、銃を扱う国民の精神性に問題があるということと、その精神性がどのように形成されたものなのかということに。イギリス在住の人間にとってさえ、衝撃的だった。

    ┗・その部分が俺は嫌いだ。ムーアはカナダ人は玄関に鍵をかけないと話していたけど、馬鹿げてる。俺の近所、ブリティッシュコロンビア州じゃみんな鍵かけてるぜ。ここが例外だって言うんなら、アメリカにだって鍵をかけない地域があるだろうよ。

     ┗・アメリカのワシントン州に住んでるけど、私もあんまり玄関の鍵をかけない。車だって常にロックしない。荷物も全部置いたまま。強盗しないでね!😲

Q. ドキュメンタリーを撮るためにマイケル・ムーアの方から君に連絡してきたの?

A. それが実際笑える話なんだ。あれは事件の約1年後、ディランの家で夕食を食べていたときのことだ。ディランのお父さんが俺に、「誰かが事件に関するドキュメンタリーを作るべきだ」、「マイケル・ムーアなら完璧だ」と言った。それで俺はその夜図書館に行ってムーアにメールしたんだ(当時はパソコンを持っていなかった)。返信が来たとき、そしてその返信に彼がこっちに来るつもりだと書いてあったのを読んだとき、俺は唖然としたよ。彼の『ロジャー&ミー』の大ファンだったから。

Q. 個人の銃所持に関する君のスタンスは?事件後それは変化した?

A. 銃は心底大嫌いだ。だが人が銃を愛そうと憎もうと所持しようとかまわない。昔から同じ考えだ。

 ┗・それって君のテレビゲームキャリアに影響した?

  ┗(OP) 正確に言って、俺が嫌いなのは本物の銃だ。同時に俺はパニッシャーの大ファンで、よくできた戦争映画も大好きだし、『バッド・カンパニー2』は去年で最高のマルチプレイヤーゲーム だと思ってる。それにゾンビも好きだよ。

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Q. 『スーパーコロンバイン大虐殺RPG!』についてどう思う?君はこのゲームについて述べる資格を持つ1人だと思うけど。

スーパーコロンバイン大虐殺RPG!(-だいぎゃくさつ-, 原題:Super Columbine Massacre RPG!)は1999年コロラド州リトルトンで起きたコロンバイン高校銃乱射事件に着想を得て作られた同人ゲームで、RPGツクールによって作成されている。(略) 実際に事件を起こしたエリック・ハリス(Eric Harris)とディラン・クレボルド(Dylan Klebold)の緻密な心理状況・会話内容を描写したことにより毀誉褒貶を受け、PCワールド誌における特集「2006年度最悪のゲーム10」では2番目にノミネートされた。

Wikipediaより 


A. 明らかに、少し敬意を欠いた作品だ。でも被害者家族は全く気にしていない。自分たちの生活に忙しいから。 

Q. この事件における警察の対応にかなりネガティブな視点を持っている人もいるみたいだけど、君はどう思う?

A. 警官たちは奴らが触れるもの全てを台無しにしていったのさ。😀

Q. エリックに「ここから離れろ」と言われたときにみんなに警告していたら……と考えた?君に誰かを救うことができたと思う?それとも無理な話だった?なにか悲劇を防げるものがあったと思う?

A. なにが起こるか気づいていたなら……あぁ、事態は変わっていたかもしれないし、変わらなかったかもしれない。兄は他の生徒たちと一緒に食堂にいて、校内を追われたんだ。それは考えたくないような事実だ。あの時の俺には何が起こるか全然わからなかった。
あぁ!俺が唯一確信してるのは、警察が事件を未然に防ぐことができただろうってことだ。事件から5年後の政府報告書には、エリックの精神病的行動について20もの通報があったと書いてある。本当に恐ろしいことだ。カウンセラーが自殺願望と殺人傾向に常に捕われていると判断した子どもが、少年更正システムの外におかれたままなんて。エリックはたくさんの生徒を殺すと脅して通報されていた……だがなにも起こらなかった。警察はなにもしなかった。あいつらには絶対なにかできることがあったのに。
 

宣誓供述書はファイルされなかった。この情報は、2001年9月まで公表されなかった(捜査令状が発行されなかったのは、家宅捜査をする十分となる根拠が無かったためであるが、ジェファーソン郡は存在自体を隠蔽した)。

Wikipediaより

Q. 警察は事件についてどこまで隠してるんだ?

A.  警察は大量の報告書を持っていた。奴らはそれについて嘘をついた。奴らはなにもしなかった。教師を床の上で大量出血死させたのに、法廷外で片付けて隠蔽した。酷い話だ。基本的にそんなことがたくさんあった

  • 警察はハリスとクレボルトが銃撃しているとき、現場の状況が十分に確認できていたにも拘らず、ストーン保安官の指揮官決定に従って応戦せずに傍観していた(負傷した教師のデイヴ・サンダースは、他の生徒らが懸命に助けようとしていたにも拘らず、警察の突入が無く、数時間後に大量出血で死亡してしまった)。
  • 警察が公表した事件の報告書には、いくつもの間違った記述がされていた。そのひとつである、ブルックスが事件前後にいた位置については、ブルックスは「警察が、いかにも自分が怪しいと人々に思わせる為に、わざと位置を間違えて公表した」と、自著に書いている。
  • 警察らの調査に不満を感じた生存者や犠牲者の家族などが、事件後に第三者などによる再調査を求め、立法機関の委員会で決を採ったが、これは否決された。これには、事前に警察が委員に圧力をかけていたとの説もある。
  • Wikipediaより

    Q. もしあの事件の前に戻って何かできるとしたらどうする?つまり、同じような事件が起こるのを防ぐために、君からどんなアドバイスができる?

    A. それについては父親と2人で何度も話し合った。俺たちは警察に17回通報した。エリックの両親を訪ねた。ディランの家もだ。警察は俺たちに「対処している」と言った。その後エリックが警察に絞られたと友だちから聞いた。だから解決に向かってると思っていた。後に、通報とエリックが絞られた件は完全に無関係だったと判ったが。俺に何ができたかはわからない。良いニュースは、今は警察もこのクソみたいな出来事を深刻にとらえてるってことだ。それは俺にとって慰めだ。

     ┗・君のレスを読んでると、君が事件に対して無力感を抱いているように思える。 僕は君の声が世の中を変えられると知ってほしい。君はあの事件を防げなかったかもしれない。でも警察の態度を変え、それはこれから起こる可能性のあった同様の事件を防いだかもしれない。
    僕には同時期に同じことを計画していた友人たちがいる。実行に移す気があったかどうかはわからない。でも1人はロッカーに銃を隠し持っていた。警察はその情報を得て、彼は逮捕された。もし君やご家族みたいな人たちがいなかったら、同じような事件が起こり続けていたかもしれないんだ。僕はこの国に、事態を真剣に受け止めることと妄想に取り憑かれることの違いを理解してほしいと思う。そしてそれが事態が動いているときにそれを止めるのと同じぐらい重大だということも。僕はもっと事件のきっかけの防止に焦点が当てられてほしいと思うよ。例えば、いじめ防止に。

    Q. 客観的に答えることはできないかもしれないけど……事件前のコロンバイン高校は「高い危険性のある」学校だったと思う?僕には「郊外にある普通の中流クラス」の学校に見えたんだ……。少なくともメディアが僕に与えた印象はそうだった。

    A. 事件前に別の学校(たぶんパデューカだったと思う)で銃乱射事件が起きたとき、俺たちは「次の銃乱射事件の舞台はここだな」と冗談を言っていた。もしかしたらアメリカ中の学校でみんなそんな冗談を言い合っていたかもしれない。でも振り返ってみると奇妙な気分だ。
    コロンバイン高校1999年イヤーブックの写真。
    エリック(左上の黒い帽子とサングラスの生徒)、ディラン(エリックの右上)、ブルックス(エリックの左下)の姿も。

    Q. またいじめ反対キャンペーンに参加するつもりはないの?いじめ反対運動に参加したいと思ってる人になにかアドバイスはある?過去に運動に参加していたとき、特に助けとなるものはあった?

    A. 数ヶ月前にある高校で話をしたけど、ほとんど過去の話さ。
    俺が活動を辞めた理由の1つは、人間について「何か」を学んだからだった。(もしこの「何か」を説明する「法律」や「ルール」 があるなら教えてくれ!)
    俺を講演に招いた学校は、俺を最も必要としない学校だった。俺を最も必要としている学校は、俺に声をかけさえもしなかった。聖歌隊への説教は、少なくとも始めのうちは満足できる。だがそのうち無駄だと感じるようになるもんさ。

    Q. 今年の夏にテキサスでいじめ反対の法律を作ることに取り組んでるかもしれないんだけど、アドバイスもらえないかな?

    A. 大人が大人に対してやった場合に違法に当たることは、子どもが子どもにやっても違法であるべきだ。

    Q. アメリカは事件によって良い方向に変わったと思う?それとも悪い方向に?僕は事件の研究を通じて、メディア報道や新しい法律やゼロトレランス方式の全てが、加害者同様に悲劇を賛美しているだけだと考える人たちに出会った。一方で、事件後に高まった注意力や厳しい処置が歴史を繰り返さないためのベストな防御策であると信じる人もいた。君の意見が聞きたい。

    ゼロトレランス方式(ゼロトレランスほうしき、英語zero-tolerance policing)とは、割れ窓理論に依拠して1990年代にアメリカで始まった教育方針の一つ。「zero」「tolerance(寛容)」の文字通り、不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式。日本語では「不寛容」「無寛容」「非寛容」等と表現され、転じて「毅然たる対応方式」などと意訳される。
    Wikipediaより 

    A. 良い方向にも悪い方向にも変わった!アメリカってのはめちゃくちゃ奇妙な国だ。
    今の俺たちは前より上手く対応できる。誰かを殺そうとしていた奴らが、事件が起こる前に逮捕されたっていう話を読んでみろよ。そういう出来事を知れて嬉しい。最近の子どもたちはいじめに対して前より繊細になってる。それも素晴らしいことだ。
    悪い方には?アメリカはいまだに全てを非難しようとしてるんだ。考えようとするんじゃなくて。俺はそういうニュースの繰り返しを非難するね。

     ┗・最後の文に笑った。君って頭良いな。

      ┗(OP) ジョークが通じて嬉しいよ。😀

     ┗・君は本当にそういう処置が殺人を防ぐと信じてるのか?本当に病的興奮や不安や押し付けがましい抑圧が、殺人という最終結果を正当化すると思ってるのか?大きな視点で考えれば、そういう出来事は信じられないぐらい稀だ。イカレた殺人者の手にかかって死ぬより、バスタブで滑って死ぬ人間の方が多いだろう。そういう事件を犯す奴らへのベストな対処法はそいつらを無視することじゃないか?そいつらの多くは事件で有名になりたいがためにやってるだろう?
    マヌケのフリするのは止めろよ。大きな視点で、正直に、もし殺人犯どもへの反応がもっとネガティブなものだったらって考えてみろ。

      ┗(OP) 俺たちは事件から学ぶべきだだが過剰反応すべきじゃない。俺たちは過剰反応してしまった。子ども時代について、成長について、社会規範について、いじめについて、教育について……学ぶことは山ほどある。だが誰も事件の状況を正しく説明できていないように見える。学校での銃乱射事件なんてめちゃくちゃレアな出来事だ。同じくテロリストの襲撃も。でもなぜか、どっちも世間の恐怖チャートの2トップなんだ。

    Q. まだコロンバイン高校の元生徒たちと連絡取ってる?


    A. 2、3人とはfacebookで。会ってるのは兄だけだ。

      ┗・お兄さんの人生に事件はどう影響した?

       ┗(OP) 兄は事件について話そうとしない。話しても楽しくないし、話さない。実は前からずっと同じ会社で一緒に働いてるんだ。仕事中、事件について話したことは1度もない。兄は今ちょうどコロラドに帰省していて、だからこのAMAをやることができた。奇妙に聞こえるかもしれないけど、兄は事件につきまとわれたくないと思ってるんだ。

    Q. 事件はその後の友だち選びに影響した?もしそうならどんな風に?

    A. 前と変わらないな。でも俺と友だちになるってことは、いつかの時点で俺の過去を知るってことだ。誰でもググれば俺について知ることができる。それにはちょっとイラつくよ。おまけに呑んでるときは、最終的に自分から過去を話し出しちまうんだ。厄介な話だよ。俺にスコッチを1、2杯与えれば、一晩中事件について語り明かせるだろう。なんてこった。俺って酔っぱらいみたいじゃないか。

    Q. 事件が君に影響しなくなる日が来ると思うかい?

    A. 影響は弱まってる。だが消えることはない。どれだけの時間が経とうと、職場の廊下を歩いているときに誰かに呼び止められて、俺が書いた本の大ファンだと言われるだろう。あるいは毎日facebookに届くメッセージやフレンドリクエストの3分の1は、まったく知らない人や「エリックとディランのファン」たちからだろう。事件が俺の人生にほとんど影響しなくなる日は、永遠に来ないだろう。

    ↓ブルックス・ブラウンさんの著書



    Q. 生き残った罪悪感がある?


    A. 何年も罪悪感を抱えていた。今でもたまに感じる。それが消えることは決してない。

    Q. 彼らが事件を起こしたことは君にとって驚きだった?

    A. 俺はいまだに2人があんなことをやったなんて受け入れられずにいるんだ。俺の一部は受け入れるのを嫌がってる。

    Q. まだ煙草を吸ってる?

    A. 前よりもね。

    Q. 君は今幸せかい?

    A. あぁ、幸せだよ。ここにたどり着くまで長い道のりだった。けど、今は上手くやってるよ。 

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    1悲しみ、憤り、無念さ……翻訳している間ブルックスさんの様々な思いが伝わってきて、読んでいて圧倒され通しでした。

    他の関係者のその後を調べて、さらに複雑な心境になりました……

    • フランク・デアンジェリス校長:今年8月に14年勤めたコロンバイン高校校長の座を去る。
    • 隠蔽工作を行った警察の1人、ジェフ・シュレイダー氏:事件直後に昇進。現在では少年犯罪などのスペシャルプロジェクトを担当している。

    最後まで読んでくださって有り難うございました!
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